と、いいつつ
今回は健康重視の方向で 足ツボ一辺倒でーす。
まずは香港といえばすっかりお馴染みの足ツボマッサー。
「足ツボマッサージ+角質取り+上半身マッサージ」という何でもアリ、 みたいなところを選んだのがそもそもの間違いだった。
「滞在時間も短いし、いっぺんで済むからいいや」という理由だけで訪れたのはJ○L系ホテル内にある「A○Cリフレクソロジー」。こじんまりしているものの、清潔感にあふれ、「観光客狙い」感満載。
まずおのおのの足を洗い場で洗い、足ツボマッサージスタート。
前回足ツボをやったときもそうだったけど、 足の裏の絵にそれぞれのツボが示されたチャート表を渡される。ツボを押して「痛いっ」となると「××番」とか言われ、 チャート表の番号と照らし合わせて、どこが悪いかを知るしくみ。
でもこれってかねがね思っていたんだけど、 自分で見ながらやってもらってると、言われなくても大体どこのツボを押されてるかわかるじゃないですか。 で、自分で表を見て、そこが肩とか腰とか、思い当たるような部分だったりすると、なんとなく「痛い」ような、 「やっぱり肩凝ってるのよねー」、という気がしてしまっているのは私だけ?あの「チャート表」って、 どうもクセ者。
しかも、どこを押されてもちっとも痛くない。
「いつもタラタラやってるからどこも悪くないんだろ」と言われてしまえばそれまでだけど、それにしたってこのゆるさ。開始3分ほどで「これは違うだろ」と思い始める。そうこうするうちに足ツボ終了。結局、パンチの効いた「押し」には 最後まで会えずじまい。
こうなるとその後の「角質取り」と「マッサージ」も同様に思ってしまうのが世の常。
「角質取り」は、 そのへんのドラッグストアでいくらでも売ってるスムーザーみたいなのでガシガシやるだけで、「この程度なら 自分でもできる」って感じだし、「マッサージ」も「さすってんの?」てな具合。しかもこの一連のことを全部一人でこなしているという。普通それぞれ担当の人とかいないか?
やってくれたおばちゃんには申し訳ないけど 「これはないでしょう」という思いばかりが頭をよぎる。疲れがどれるどころか、逆に鬱憤が貯まっちゃうって。
どうも納得がいかない足ツボ。「はるばる香港まで来てこんなのってあるかい」と、もう一度香港を、そして 足ツボを信じてみることを決意。
別の所を選ぶにあたって、足ツボサロン数あれど、一連のガイドブックであまり見ない名前をJCBプラザでもらったパンフに発見(その時点でアレだが)。その名も「光大足療中心」。
イチかバチかで予約を入れる。 そしてそれが大当たりだったことを後に知るのでありんす。
まず、場所がわかりずらい。やっとの思いでビルを探し当て、たどり着いてみると、「事務所?」という雰囲気なんだけど、 暖簾の向こうの部屋には老若男女のジモティだらけ!!思わず「ニヤリ」とせずにはいられない。
最初の、「自分で自分の足を洗う」、 というのもなくて、お茶又は漢方が溶けてるっぽい薄い茶色の液体をはったフットバスに「ウイーン」と足を浸すのみ。
そして、今まで女性マッサージャーしか見たことがなかったのに、そこは男性マッサージャーばっかりで、女性はわずか1名。
私の担当も兄さんで、ラルフのシャツをまくりあげてやってくれましたよ。もうみせかけの白衣にはだまされないぜ!!(←今までみんな 白衣姿のおばちゃんだった)
マッサージャーによっては簡単な日本語を話せる人もいるようだけど、私の担当の兄さんは全くダメらしく、それでも「痛っ」 とか反応すると、「うむ。」と頷き、グイグイグイグィーとツボを押す。足ツボって「どこが悪いかを知る」のと同時に、 確か「悪いところを治せる」ものであることを思い出す。
もちろん足ツボチャート表も壁に貼ってはあるものの、渡されることはなく、 ジモティ達も思い思いに雑誌を読みながら受けている。でもやっぱりときどき「痛い」みたいな言葉を発して顔を歪めたりして。
とにかく、終始「これよこれよこれなのよー」と感激しっぱなしのひととき。今度からは迷わずここへ足を運ぶことにします。
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