まだ暗い中(AM5:00)、「パリ近郊」のホテルを出発し、バスで一路ナントへ。
6:00近くになると、空がだんだん明るくなってきて、 見渡す限りの地平線の中、赤・紫系のグラデーションがものすごくきれい。そんな中をバスはひたすら走る。途中で、青い ユニフォームやTシャツを着た日本人を乗せたバスが何台も追い越してゆく。

9:00頃、24時間耐久レースでおなじみ、ル・マンのドライブインで休憩。あたりは9割方青い服装の日本人。トイレに入るのも、 ちょっとなにかを買うのにも長蛇の列。ドライブイン好きの私はお菓子やら何やらいろいろ買いこみフィーバーしまくり。

お昼前にナント市内に到着。ナント市で用意してくれた数カ所のパブリックビューイング会場のひとつ、「シテ・デ・コングレ」という 会議場のようなところでとりあえず解散。ツアーのほうで、ここの画面で観戦する際に必要な入場券(有料)をおさえてくれていた。 必要なくなることを祈りつつ、頂く。しかしナント、めちゃめちゃ暑い。

「シテ・デ・コングレ」より、トラムのもよりの駅へ10分近く歩く。ここより、スタジアムの駅まで15分くらいだそう。広場や お店もいろいろあって結構にぎわっている地域のよう。
クロアチアのサポーターもちらほらと出現していて、いよいよですな、という 感じ。ここで早くもチケットの売買が行われていて、様子をうかがうと4000フラン(10万ちょっと)などと言っている。いくら なんでも高すぎるので、ここではろくに交渉せず、スタジアムに行ってみることにする。
駅で、TVでよく見る田口さん(生ダラで憲さんとPK戦とかをやる人)とフジTVの奥寺アナ、カメラマンなどがいて、新聞紙を広げたくらいの大きさの日の丸の布を広げて そこにメッセージを集めていた。私たちもメッセージを書いてみる。

スタジアムに到着。入り口付近に日本人、外国人、ともに入り乱れて大勢の人。ちょっと様子を伺うものの、誰がダフ屋かわからない&あまり交渉している様子もなさそうなので、とりあえず持ってたノートに「Please sell us 2TICKETS」と書いて あたりにチラチラ見せてみる。すると、2人の外国人男性が声をかけてきた。1枚3000フランだという。私たちは「@2000フラン以下 で買おう」と決めていたので、値下げ交渉をしてみるも、決裂。
その後で、「1枚ならあるよ」と別の外国人男性が声をかけてきた。 「2枚欲しいので」と言って断る。
日本人の青年がチラシを配っていたのでもらってみると、「これ以上金をばらまくな」という 内容で、アルゼンチン戦の際の高騰チケットのことやダフ屋との交渉の仕方、いろいろな試合のチケットの相場、本物のチケットの見分け方などが書いてあるので大いに参考にする。
そのうち、またべつの外国人男性が「チケットあるよ」と声をかけてきたので値段を聞くと、「1枚2000フラン」という。 「おおー、きたー」と思いながらも冷静を保ちつつ、チケットを見せてもらう。鳥キャラのすかし、キラキラ部分、日本側の席を示す黄色のしるしなど、チェック項目すべてクリアー。念のためまだ近くにいた、さっきの日本人チラシ青年に本物だということを確認してもらう。
その間に別の外国人女性がまた声をかけてきて、2000フランで売ると言う。すると日本人チラシ青年は競争の原理で、「安い方を買う」という交渉を一緒に始めてくれた。結局女性は「じゃあ、いい。」というようなことを言って去り、私たちは2000フランで最初の外国人男性からチケットを購入。もうちょっと待てば安くなるらしかったが、早いところ確保して安心したかったし、日本人チラシ青年もまあまあ妥当ではないかというご意見だったので。

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こちら↑がその記念すべきチケット。

これを手にしたときのうれしさといったら、もう、あなた。

いよいよスタジアム敷地内へ。チケットも本物だったらしく、無事チェックを通過。
「ワールドカップの試合が見れるんだー」 と実感。グッズや食べ物などを売るテントがいくつかあり、どこも日本人で大混雑。試合の行われる地名がそれぞれ入った切手シートとサッカーボールのイラストが入った丸形の切手を購入してみる。これを買うのにも人が多くて一苦労。
日本の家族に「試合見れることに なったよ」とコレクトコールで報告。
しかしとても暑くてエビアンでは物足りず、コーラがすすむのなんのって。

再度チケットのチェック、荷物検査などを経て実際にスタジアムの中へ。ここで松岡修造氏を目撃。青のユニフォームを着て 張り切った様子だったが、下の恰好はどうみてもテニス。

さて席はゴール裏(前半に日本が攻めた方)の前から7、8番目くらい。なかなかいいじゃなーい。そういえばチケットを売ってくれた 兄さんが「いい席だよ」と別れ際に言っていた。
スタンドはもう観客でほぼ埋まっていて、その7割くらいは日本人。クロアチアの サポーターが1割くらい、残りが現地及び他の国々の人のよう。なんだかんだいっても日本人も結構入れてるようね。同じサイドに 「ウルトラス」とおぼしき人々が早くも応援を始めている。ウエーブも何回も起こって、スタンドが一体となって大盛り上がり。

いよいよ選手の入場。このときは本当に鳥肌が。
「君が代」もまともに歌ったのは卒業式以来だよ・・・
そして記念撮影の後、いよいよキックオフ。
私たちのいたスタンドはまともに直射日光があたり、 ただでさえ暑いのにプラスして日に焼けまくってます。

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途中から岡野、ロペスらが目の前でアップを開始(上写真)。走るだけで岡野には歓声が。
私たちの前に座っていた、おそらく地元の少年(すごくかわいい)は、フランスで買ったのかな?日本の炎のTシャツを着ていて、一緒に日本の応援をしてくれた。「ニッポン!×××」のコールとか、歌だって何種類もあるのに、そのつど聞き取って、歌ったり してくれる。しかもそれぞれのプレーのリアクションも素晴らしくて、なんていいコドモなの!と感激。
他にも近くで地元民とおぼしき人が結構観戦していたが、みなさん日本の応援をしてくれていた。「アーレーアレアレージャポン~」の歌も一緒に歌ってた人も。 とてもうれしい気分になる。

試合は残念ながら負けてしまったものの、いろんな意味でとても楽しい観戦でございました。さっきのコドモと握手などして別れ、スタジアムを後に。
またトラムに乗って(ものすごい混み)、集合場所の「シテ・デ・コングレ」に戻る。軽い脱水症状が入っている感じ。すっかり日に焼けて顔や腕、あたり一面真っ赤になってます。
集合場所に戻ると、何も言ってないのに焼けまくりの顔を見たガイドの人に「あー見れたのねー、良かったー」と言われる。一緒のツアーの人たちも全員、スタジアムに入れたそうで、中には1000フランぐらいでチケットを買った、という話も。ちょっとブルー。でもまあ、いいか。

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